偽りの結婚(番外編)




ラルフと別行動をとった数分後――――


シェイリーンは、ソフィアに連れられ、懐かしい友人に会う。

案内してくれたソフィアは、主催者としての役割を果たすために、他へ行ってしまった。




「マリナさん、久しぶりね。」

シェイリーンは、久々に会った友人に喜ぶ。


「シェイリーンさん!」

その友人も、自分を捉え、ビックリしたような嬉しそうな表情をして、名前を呼んでくれた。


彼女は、相変わらず茶色い髪を短く切りそろえ、一際異彩を放っていた。



「サロン以来よね?会いたかったわ。」

「・・・・・。」

ふふっと、再会できた喜びに微笑むと、マリナの表情がサッと曇る。


「・・・?どうしたの?」

サロンの時に明るく振る舞っていたマリナが印象的だったからか、その変化に少し戸惑う。

すると、マリナはバッと頭を下げる。




「あの時は、ごめんなさい・・・。」

あの時・・・・?