偽りの結婚(番外編)




「いいや、僕は行かないよ。花には興味がないしね。」

二つ返事でそう返すラルフ。


やっぱり、ラルフは参加しないわよね…

だってブーケだし…



「そうよね、貴方、こんなゲームには興味ないものね。」

フッと笑って、そう言うガーネット。



「シェイリーンさん、貴方は?」

不意に、ガーネットから声を掛けられる。



「ッ……わたし…ですか?」

答えを用意していなかったので焦る。

私が行くとなれば、迷路園に入った事のある人を連れて行かなければならない。

しかし、昨日初めてネイル王国に来た私に、知り合いなどいるはずもなく…

頼むとなると、ラルフしかいない。

そのラルフが、“行かない”と言った手前、素直に行きたいと言えなかった。



答えに、迷いあぐねていれば…


「行きたいって顔をしているわね。」

フフッ…と笑って、そう言うガーネット。


「シェイリーン…そうなのか?」

ラルフが、こちらを覗く。