私はそれに当てはまっている……?
否、自信はない。
精神的には同じ歳の令嬢たちよりは成長していると思うけれど、そんなの子供の背比べにすぎない。
肉体的には…と言われると、目の前の豊満な体つきを前にすれば、自信など脆くも崩れ去る。
私はラルフのタイプじゃないのに、何故ラルフは私の事を好きと言ってくれるのだろう。
何故だか、気分が急降下する。
結婚と言う契約は、確かな安心をくれるはずなのに。
こんなにも不安になるのは、私がラルフの過去を知らないせい?
私の知らないラルフが、他の女性に愛を捧げていた。
その事実を後になって知らされるのが、こんなにも不安になるなんて…
しゅん…と項垂れていれば……
「ごめんなさいね。シェイリーンさんを悲しませるつもりはなかったのよ?ただ、貴方が余りにもラルフのタイプとかけ離れていたから、皆不思議だったの。」
申し訳なさそうにそう言うガーネット。
「いいえ、私は大丈夫です。」
“かけ離れている”
ラルフと付き合っていたガーネットからそう言われれば、間違いないだろう。
付き合っていたというのは、私の勘だけれど…

