「ラルフ様が今までお付き合いされていた方々と随分タイプが違いましたので。」
何の厭味もない笑顔でそう言う女性は、恐らく悪気はない。
それは、私がラルフの妃だからこそ打ち明けた言葉。
そっか……
私は、ラルフが付き合っていた女性達とタイプが違うんだ。
「ラルフが今まで付き合ってきた女性は、どんな方々だったのですか?」
やめておけばいいのに…
やはり、知りたいのだ。
ラルフが、どんな人に興味を持ち、どんな女性と関係を持ってきたのかを。
「そうですね…今までは、大人な雰囲気を醸し出した女性たちが多かったと言うか…。」
やっぱり、大人な女性……か。
「あっ…!あの、シェイリーン様が大人ではないと言っているんじゃございませんよ?」
「え?あぁ、気にしないで下さい。」
要らぬ気を使わせてしまったわ…
それに、私は正真正銘の“子供”。
まだ成人してもいないのだから、子供と言われてもしょうがない。
「けれど、実際にラルフのタイプは大人の女性だったわ。」
そう言うのは、その“大人の女性”という単語が良く似合うガーネットだった。
「精神的にも、肉体的にも大人な女性……といったところかしら。」
精神的にも、肉体的にも……ね。

