シェイリーンはこの歳になるまで誰とも付き合った事がないというから驚きだ。
あー……モニカもそうだったが、モニカは別だ。
何せ、俺が昔から周りに睨みを効かせていたからな。
対するラルフとシェイリーンは、たった数カ月前に出逢った関係。
それぞれ、それまでに相手がいてもおかしくなかった。
現に、ラルフはもうとっかえひっかえ……
尻拭いさせられた俺も、モニカに疑われてとばっちりをくらった事もあった。
考えただけでも溜息が出そうだ……
けれど、シェイリーンは本当に誰とも付き合った事がなかったそうだ。
最初は、俺もモニカも、ラルフの友人として、シェイリーンがラルフの家柄や権力を狙って近付いたのではないかと疑った。
しかし、いくら経ってもそんな気配はなく…
逆に、ラルフの方がのめり込んだみたいだったしな。
終いには、シェイリーンの方から別れを切り出して。
当然俺たちは二人の間にあった“契約”を知らなかったから、愛想を尽かされたのだと思った。
まぁ、今までしてきた事のツケが回って来たのだと思えば不思議はなかったのだが……

