偽りの結婚(番外編)




そんなシェイリーンを引き止めるのに必死なのはいつも自分。

結局、自分の方がシェイリーンを必要としている。


シェイリーンがいなければ生きていけないのは、やはり自分の方だ。

再確認させられたのは、シェイリーンがいなければ生きていけないのは、やはり自分だと言う事。

まぁ、そんなことは分かりきっているからいいんだ。



それよりも………

「後ろに何を隠してるんだい?」

小さな体で背伸びをして、必死に何かを隠しているのが見え見えだ。

にもかかわらず……



「ッ……な、何も隠していないわ……。」

思いっきり動揺しきった声色で否定され、ぐいぐいと体を食堂の出口へ押される。



「そうか、なら……。」

「ッ……!」

そう言って、体を横にずらす。

何も隠していないと言うなら、シェイリーンの向うにある“何か”を見る権利もあると言うものだ。