偽りの結婚(番外編)




カサッ――――


包みを開くと、スルリと落ちたもの。

それは、封筒だった。


表を見て見ると……


「モニカからだわ。」

封筒の表には、モニカの字で『シェイリーン様へ』と書いてあった。



「何かしら…。」

封を切り、手紙を取り出す。

すると、書かれていた内容に、エメラルドグリーンの瞳が見開かれる。


しかし、次の瞬間には先程悩んでいた事が嘘のように、パァっと明るい表情になる。

そして、包みを開き、入っていたモノを見て、思わず呟く。



「ありがとう…モニカ。」

ここには居ない、優秀な侍女に感謝する。



さて……ラルフが上がる前に、準備しなくちゃ。

シェイリーンは包みを持って立ち上がり、迷いなく動き始めたのだった。