偽りの結婚(番外編)




「僕も久々に身体を動かしたから、疲れているしね。」

珍しく、“疲れた”と言葉にするラルフ。


ラルフが疲れていると言うくらいだ。

今日の団員試験はとてもハードだったのだろう。



闘技場にいた団員はとても多かったし、その全員をラルフ一人で試験していたのだから、疲れていて当たり前よね。



ラルフの身体を心配する反面、安心する自分がいる。

こんな事でもない限り、ラルフは素直に寝てくれないから。

ほっと、安堵していると…



「だから……。」

「きゃ……ッ!」

ラルフは、ベッドの端にいたシェイリーンの腰をグイッと引きよせ、腕の中へ閉じ込める。

そして、シェイリーンを抱きしめたまま横になった。



「今日はこれで我慢するよ。」

そう言って、ラルフは片手でシェイリーンの細い身体を抱きしめ、もう一方の手でプラチナブロンドの髪に指を絡ませる。