偽りの結婚(番外編)




シェイリーンは、初めて沸いた気持ちに戸惑う。

けれど、結局は甘えベタなシェイリーン。



「ううん。ただ…眠れないだけ。」

ラルフに心配を掛けまいとする意識がはたらくばかりに、そう呟く。

寂しいと思う気持ちに蓋をして…



「本当に?」

深い青の瞳が見透かす様にこちらを見つめ、真剣な表情で問う。


「ほ、本当よ。」

もしかして、バレちゃったのかしら…

じーっと疑いの眼差しを向けるラルフに、焦るシェイリーン。

けど、そんな素振り見せていないし…

声に元気がなかったからかしら?


「そ、それよりも…ラルフこそ、こんなに遅くまで公務をしていたの?」

今度こそ、無理やり明るい表情を作り、ラルフに問う。