ルッツジャンプは左足で踏み切り、右足のトウを突くジャンプ。だが逆回転の場合は、右足で踏み切り、左足のトウを突く形になる。
右足で踏み切りさえすれば、セカンドにどの種類のジャンプを跳んでもコンビネーション扱いになる。
そこで朝飛が選んだのが逆回転の2Lz。
2Lzの基礎点は2.1。2Loの基礎点とは0.3の違いしかないが、正規回転からの逆回転コンビネーションジャンプはおそらく世界初の快挙。
難易度は言わずもがな。しかも詰まることもなく綺麗に降りてきた。加点が付かない方がおかしい。
ジャンプの要素は残り二つ。
バッククロスから3S。
だがタイミングが合わなかったのか、空中で足が開いてしまいダブルになってしまう。
シニアのFPはジュニアに比べて30秒長い。
まだ身体が完全に出来上がっていない朝飛にとって、この30秒はかなりキツイはずだ。
体力的にもそろそろ限界。なんとか持ってくれればいいが……。


