スピードに乗ってアクセルの構えを見せる。
エッジが浅めのやや直線的な軌道。タイミングを見計らい、右足を振り上げる。
ジャンプの高さは相変わらず。
空中で回り切ってから降りてくる上質な3Aを決めると、ハーフループ(着氷を反対の足で行う一回転ジャンプ)を挟み、右足のトウを突いた。
インサイドエッジで踏み切ったサードジャンプは綺麗な放物線を描き、まるでスロー再生のように静かにリンクへ降りてくる。
3A-1Lo-3Fのジャンプシークエンス。
ジャンプシークエンスは、ジャンプとジャンプの間にステップやターンを挟んだ一種のコンビネーションジャンプ。
セカンドジャンプを跳ぶ場合、コンビネーションジャンプではかならず着氷した足で踏み切らなければならないためトウループとループの二種類に限定されてしまうが、シークエンスではセカンドに6種類全てのジャンプを跳ぶことができる。
ただしシークエンスの基礎点は挑んだジャンプの合計に0.8倍かけた物になるため、セカンド三回転を持たない女子選手が多様することが多い。
だがルール改正によって、ハーフループを挟んだジャンプシークエンスは三連続扱いとなり、0.8という係数を掛けなくてもよくなった。


