天に向かって腕を突き出し、胸元で祈りを捧げるようなポーズ。
風を切り裂きながら3Lo。ミスをする気配すらない。
後半に入ってもスピードが落ちることはない。寧ろ前半の四回転を乗り越えて精神的に楽になったのか、身体のキレは良くなっている。
ループから助走を挟まず、そのまま3Sへ。
空中でしっかり回り切ってから降りてくる素晴らしいジャンプ。
着氷の流れを生かし、セカンドジャンプを付ける。
3S-3T。後半のさらに後半に連続三回転。
曲調に暗雲が立ち込めて、雲行きが怪しくなる。
最後のジャンプは2A。四回転を得意とする大介にとって、2Aなど目を瞑ってでも出来る簡単なジャンプだ。
軽々と成功。音楽が一気に盛り上がる。
ジャンプの呪縛から解き放たれて、後は思う存分滑り切るだけ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のサントラで、もっとも有名なあの部分。


