まあ、俺に可愛げがあったらあったで気持ちが悪いけど。
でも、朝飛をこのままにしておくわけにはいかない。
いくら試合中とはいえ、身内が苦しんでいる姿を黙って見過ごすなんて俺には出来ない。
「というわけで、朝飛の相手をしていいですか?」
「ああ? 試合舐めてんじゃねーぞクソガキ」
速攻で却下された。ですよねー。
「放っておけ、コーチは大塚だ。メンタル面のサポートもコーチの仕事、あいつがなんとかするだろう」
「でも凄い助けを求めてますよ?」
「はぁ? んなわけ……」
クルリと顔をそちらに向けると、助けを求める眼差しを送ってくる大塚さんの姿が。
メンタル面のサポートは、まだ大塚さんには荷が重すぎるようだ。
「……好きにしろ」


