「君が邦人くんか。 あの永海家の跡取りなんだってね。 あの花も君がいけたのかい?」 僕の花を指さして、薄ら笑いを浮かべてる。 この人も、あの大人たちと一緒か。 「でも、きみの作品はまだ若いね。 花の使い方がわからないのかな?」 「………。」 「おじさんが今度教えてあげるよ。 またうちに遊びにおいで。」 「………いいえ、ご遠慮いたします。」 おじさんの眉が、動く。 顔を見なくても、睨んでるのがわかる。