ナンパ男との恋2

「え?じゃあ
輝樹が初体験の相手って、事!?」

頷くと、考え込んでる様子のお姉さん。

「え?付き合って長かったんだよね?
で、何でこの前?」

何でって聞かれても・・・
まさか、輝樹が
刺青を知られないように手を出さなかったなんて、言えるはずもなく・・・

「わ、わかんないです」

「・・・・
そういえば、輝樹って
刺青あったんだっけ?」

知ってるって事は
輝樹と そういう関係になった事がある証拠だ・・・

「そうみたいです・・」

「なーるほどね。
輝樹がね~ へぇ・・・
分かった。
じゃ、ますます
楽しみだわぁ」

ご機嫌な様子で
ビールを飲み干すと

「何か、私
春菜の事気に入ったわ」

そう言いながら
顔を近づけ
私の
唇に軽くキスをした。

え?挨拶??
そもそも 女同士で
キス自体 初なんだけど・・・

唖然とする私を見ながら

「どうかした?」

何も気にする様子のないお姉さん。

お姉さんの周りでは
これが普通の光景なんだろうか・・