ナンパ男との恋2

そんな事言われても
小心者の私には
心配で心配で
お姉さんが 何を考えてるのか よく分からないままだし・・・

「んーと、コーラとビール
しかないけど どっちがいい?」

「じゃあ、コーラで・・
すいません
いただきます」

「別に ビールでもいいんだよ?」

「い、いえ。大丈夫です」

「そう?私はビールにしよ。
はい じゃ
かんぱ~い!」

「春菜って、
男経験少ないでしょ?」


「へ?あ・・はい
分かりますか?」

「見た感じでは そう思わないんだけどね、
顔もいいしさ。
ただ、こうして話してると
駆け引きってもんができないんだな~って
まっ、まだ17やそこらじゃ
仕方ないか!
私は 元々遊び人だったから
16くらいから扱い方分かってきてたけどね。
じゃあ、初体験は 16くらい?」

「初体験・・・は・・・」

「大丈夫、輝樹には言わないから安心して。ふふふ」

言うも言わないも・・・

「えっと・・・・
その、この前・・・」

「はっ!?この前って?」

「この前・・・です。」

口が開いたまま
目を丸くして
私の顔を見ている。