別れるって言った事は
たしか・・・
「一度だけ・・・」
「それで、久保くんは?」
「別れたくないって
言ってくれて・・・」
「それから ズルズルときちゃったの?」
「というか・・・・
その後に 輝樹から
別れ話された事もあって・・」
「でも、結局
別れずに
ここまできたんだよね?」
「はい・・・・。」
・・・・・・・・・・・
「春菜ちゃんとしては
どうしたい・・?」
どうしたい・・・
「よく分からない・・・
でも・・・
別れる事が怖いのかもしれない。」
「別れたほうがいいと思ってる?」
「別れた方が 楽なのかも・・・とは思ったりする事も・・・」
「それが普通だよー。
っていうか、
よくガマンできてるよね~
私なら無理だもん。
ねぇ・・・これはさ。
私個人の意見なんだけど、
一度・・・・
別れるとかじゃなくて
距離置いてみるのもいいんじゃない?」
「距離を置く・・・・?」
「そう、別れるのが怖いなら、数日でも数週間でも、数ヶ月でも・・・
距離を置いてみて・・・
春菜ちゃんが耐えられなかったら
また、戻ればいいじゃん。
耐えられそうなら・・・
別れるって事に踏み切ればいいわけだしさ・・・」
自分が耐えられるか
テスト期間のようなものだろうか・・・
「どうせ、久保くんの事だから
浮気はするだろうしさ。
しばらく考えさせてって言えば
待ってくれるんじゃない?」
たしかに・・・・
そういう選択もありなのかもしれない・・・



