「コーラルはローズ命だからね。まずコーラルに認めてもらわないとダメなんじゃないかな?」 ジャスパーさんの言う通り、お姉様は私を可愛がってくれている。 『そうですね。お姉様にも挨拶しなきゃ。 いいですか?ジェイドさん。』 「いいよ。楽しみだね。」 え、普通は緊張するんじゃないの? ジェイドさんは少し変わってる人なのかも。 そんな事を考えてると コンコン――… 不意に扉が叩かれる。