「俺と、付き合ってください」




雲一つない綺麗な青空の下。

いや、一つあったわ、ほら、あそこの屋根の右端!


……あたしは今告白されたようです。




「あの、聞いてる?」

「あ〜、聞いてるよ〜?」




大きな空から目の前の男の子に視線を移す。

すると男の子はちょっとドギマギした。



隣のクラスの佐藤くん。


背おっきくて、バスケの背番号が……4番だっけ?

うん、そうだ、確か雛が言ってたはず!


いつも部活時間は佐藤くんを見るために、女子が満員で〜……。

なんかモテモテらしいよ?