「君は、何を一人でぶつぶつといっているのだね?」


 色彩元隊長が、色々と頭を悩ませていると、後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。


「あら、甲斐隊長。聞こえていたの?」


 顔を向ける必要はなかったのだが、一応顔だけ向けてみると、そこにいたのは現カミレンジャー隊長様の甲斐様と、新カミレンジャーたち。


 こいつら五人の個性・・・結局決まらなかったな・・・・。


 まぁ、そこまで作る必要はなかったからいいけど・・・。


「『聞こえていた?』・・・じゃない。ワザと聞かしていたのだろう?」


「まあね。」


 別に否定するつもりはない。


 こんな小物相手に、いつまでも下手に出る必要はない。


 そろそろ、こいつの下で働くのも限界だ。


 ・・・・・・・・・みんな、準備はいいかしら?