「送ってくれてありがとう。」 「今日は楽しかった。」 「そうだね……」 家の前、繋がっていた手を解いた。 もう空には星が出ていた。 「仙崎さん……。」 ふいに田代君の顔が近づいてきた。 重なり合う瞳と瞳。 後少しで……。 わたしは顔を背いた。 田代君が小さくつぶやいた。