サボればよかったかな…… 結局登校してしまうんだよね。 わたし…… 靴箱についてまたため息。 昨日の事を思いだしてしまう。 落ち込みながら、靴箱の扉を開けた。 【ドキっ!! 】 ものすごい、勢いで胸が締め付けられていく。 ドキドキ…… ドキドキ……って鼓動が高鳴っていく。 ごめん。 ひと言だけ書かれたメモにキャンディが2つ添えてある。 名前なんて書いてなくてもわかる。 レモンのキャンディ。 わたしは、キャンディを手に掴むと走り出した。