俺達は走った。 繋がれた手を、必死に握り締めながら…。 「夏、どこ行くの?」 後ろの沙羅が問い掛けた。 どこに行くのか…そんなの、決まってる 「後で分かるよ。」 俺が笑ってそう言うと、沙羅は不思議そうに首を傾げた。 徐々に明らかになる灯り。 そして、沢山の建物。 「ここ…城から見えてた街。」