†Sara side† 「わぁ!月が綺麗~!!」 森一面に聞こえるように 私は何回目か分からない台詞を空に向かって叫んだ。 だけど、何も反応は無い。 「あぁ!あそこに美味しそうな木の実が!!うっわ美味しそう♪ 食べちゃおっかな~?」 相変わらず何の反応も無い。 「…今日は来ないのかな?夏。」