「…ほら。」 そう言って手を差し出してきた。 ???? 「へ?」 「荷物、持つから。」 そう言ってあたしの持っている荷物を持とうとする。 「いいよ!あたし、持てるよ。」 「いいから。」 「でも…っ!!」 バッ! 綾斗お兄ちゃんが、無理矢理 荷物を取った。 …いいって言ったのに…。 「…ありがと。」 「あぁ。」 とりあえずお礼を言った。 そのあとは、また他愛もない話をしながら家に戻った。