あたしが来たことに気づくと、咎お兄ちゃんはベッドに寝転がりながら、漫画を読んでいる手を止めて、 「…きて?」 と、甘えるような声で、ベッドにトントンと叩きながら“座って”と目で言った。 あたしも、応えるように咎お兄ちゃんの隣に座る。 ストン… バサッ!!!!! 「え…!? きゃっ!!」 あたしは、一瞬で咎お兄ちゃんに押し倒された。