夕方になり、あたしたちはお母さんとお父さんを見送りに空港にいた。 「お父さん、お母さん、元気でね。」 「あぁ。美結も体に気を付けてな。」 しばらくして、出発する合図のアンナウンスが流れた。 「じゃあお母さんたち行くわね。」 「わかった。じゃあまたね!」 軽く手を振って、お父さんとお母さんは旅立って行った。