「は、晴!?」 「よぉ。」 正体は、晴だった。 「待ち合わせ場所は、駅前じゃなかったの!?」 そう。あの日の夜、行き先と、待ち合わせ場所を決めていたの。 「美結と一緒に、駅に行きたかったから。…嫌か?」 ほんのりほっぺたを赤くして、そっぽを向きながら言う、晴が不意にも可愛いと思ってしまう。 「ううん!行こっ!」 そしてあたしたちは、遊園地へ行くため、駅に向かった。