その文化祭でいただいてきたインフルエンザ菌が、あたしに総攻撃してきたのもいい思い出。
「インフル1日目はもうほぼ記憶ないよ。」
「そんなに?」
「お前は風邪引かないからわかんないだろうけど、ツライ。」
「充電切れる時は俺もツライ。」
「そういえばそれがあったな。」
「でもミャーコは回復早すぎでしょ。」
「38度で余裕でしたからね。」
「起き上がってたしね。」
「さすがに回し蹴りはできなかったけどね。」
「それで心配したんだけどね。」
「…………。」
「まあ、ミャーコ見た瞬間に混乱したけどね。」
「……それは、聞いたし。」
「大事なことだから2回言ったの。」
「言わなくていいし。」
「……照れてる?」
「違うし!」
「…………。」
「…………。ちょっとだけね。」
「ホントはもっと前から、ミャーコ見つけると、混乱してたんだけどね。」
コイツ暴露った。
「……これで“ちょっと”は超える?」ノアが口角を持ち上げる。
「……ムカつくから超えない。」あたしは素直じゃない。
越えたよ。
それはもう、盛大に。


