徐々に体のバランスが、とれんくなっていった。 階段を1人で降りれんくなっていった。 カバンを持ったまま、1人で歩けんくなっていった。 誰かの力なしでは何もできんくなっていった。 なんであたしなん? って… 何度も思った。 やりたいこと、いっぱいあったのに… 悔しかった。 1人で何もできひん自分が、情けなくて… いっぱいいっぱい泣いた。