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夕方

学校帰りの学生たちの姿が増えてきた頃



「すみません!」



高く可愛い声がレジカウンターに響いた



「はい?」


辺りを見回すと


ピンクのランドセルを背負った

お下げ髪の女の子が
緊張した様子で立っている


「どうしたの?」


女の子の目線に会わせて中腰になると


彼女は恥ずかしそうに口を開いた