「輝、パーキングに車入れるから先に降りてて」
「わかった」

お母さんが、車をパーキングに入れている時...


「ひかちゃん!!!!」

後ろから声がしてふりかえる。
だいたい誰かはわかる、親友の声なんだから一発だ。

「まな!!おはよっ!」
「おはよ!ひかちゃんに朝から会うとは思ってなかったわっ!」
「うちもやし~!」

【櫻井まな】
4年からの親友...
すごくキレイな子で優しくて惚れそうになる。
賢いし..完璧ガールな子だ。
私は一番信用してるし、まなの事は友達として特別な存在。

「あっ、まなちゃんおはよー」
「あっひかちゃんのおばちゃん!」
「お母さんは、まなのおばちゃんとしゃべっててよ!」

「はいはい...あっ櫻井さんおはよー!」
「あっ大野さん!おはよー!」

こうしておばちゃん達の会話がスタート
会話を聞いていたらほんとにババアだなと思う 笑


「まなと同じクラスがええなぁ」
「まなも!小学校は4年の時だけやもんなぁ」
「美奈子ちゃんと桜も一緒がええなぁ」
「4人が同じクラスなった事ないしな」
「うち等運わるくね??」
「あははっ!!そやなぁ~」

【河野美奈子】【木村桜】
2人は4年からの親友私にとっては、まなと同じぐらい大事。
2人とも賢くて、それぞれの可愛さをもっている。
天然、美人、私がこの4人の中にいるのが可笑しいぐらいだ。

私とまなはドキドキして、くだらない話をしながら中学校の門まできた


この時私が、校章を忘れなかったら
今みたいにならなくてすんだかな??
出会わなくてすんだかな――--……・・