薄暗いため、男の顔が見えない。
ただ、私より背が高い男ということしかわからなかった。
犯人は低い声で、私の耳もとで話す。
「…君、かわいいね」
背筋がゾクっとする。
腕をどうにかしようと必死に動かしたが、私より大きい男に敵うはずもない。
「離してく…っん…」
そんな私の悲痛な声を遮り、無理矢理なキス。
しかも、舌を入れてこようとする。
歯を食いしばり、それは頑張って阻止をする。
身動きのとれない私は、何度もそんなキスに耐えなければならなかった。
まだ6時とはいえ、人通りの少ない道。
誰も助けになんかきてくれない。
「…ゃめっ…」
「キスぐらい減るもんじゃねえんだからさ」
またキス。
何分続いたのだろうか。
わからない。
男は、いつの間にかいなくなり、私はただトンネル内で崩れ落ちているだけだった。
ただ、私より背が高い男ということしかわからなかった。
犯人は低い声で、私の耳もとで話す。
「…君、かわいいね」
背筋がゾクっとする。
腕をどうにかしようと必死に動かしたが、私より大きい男に敵うはずもない。
「離してく…っん…」
そんな私の悲痛な声を遮り、無理矢理なキス。
しかも、舌を入れてこようとする。
歯を食いしばり、それは頑張って阻止をする。
身動きのとれない私は、何度もそんなキスに耐えなければならなかった。
まだ6時とはいえ、人通りの少ない道。
誰も助けになんかきてくれない。
「…ゃめっ…」
「キスぐらい減るもんじゃねえんだからさ」
またキス。
何分続いたのだろうか。
わからない。
男は、いつの間にかいなくなり、私はただトンネル内で崩れ落ちているだけだった。

