今日は俺のなけなしの勇気を振り絞って大好きなアイツを誘った花火大会
無駄に緊張する…


花火の下で告白


隣を歩く俺よりもずっとずっと小さい存在
緊張してうまく話せない…!
あーそういえば…

「二人っきりで花火の下で告白したら成功するんだってなー」

「それインチキだと思わない?
だってさ、二人っきりで花火大会に行くって好きな人とじゃないとしないじゃん
もう両想いだった人達がたまたま花火の下で告白して付き合ったってだけしゃないの?」

「あー…確かに…
って好きな人じゃないと二人っきりで来ないってどうゆうこと?」

「あー…ご想像にお任せします」

そういって笑う
え、コレは期待していいって事だよな?
ていうかここで言わなきゃもうチャンスなんてねぇ!

「なぁ…俺、お前のことが…す“ドーン”」

「あ、花火始まった…
ってゴメンなんか言った?」

いやいやいや



そりゃないだろ!

(ホントは聞こえてた、何て言ったらどんな顔するかな?)
(まぁまずは私から“好き”って言おうかな)