『明日から福岡だけ?』

『うん。名古屋の引き継ぎ終わったから、今度は福岡で引き続きみたい。』


『大変だね。』

着々と転勤の準備は進んでいた。名古屋で仕事するのも、残り一週間を過ぎていた。


『で、どうするわけ。』

『なにが?』

『福岡行きよ。』

今日は、あさみと夜ご飯を食べていた。心の中では決まっていた。でも、本当に間違いがないか分からなかった。