それからも幸せの日々が続いた。 本当に幸せで幸せで仕方なかった。 左手の薬指に輝く指輪。 思い出すだけでも顔が緩む。 だからかなぁ… 気付かなかったんだ。 本当はもう、迫り来る足音はそこまで来ていたんだ―…