キミがいた証





「なっ、ち、違うもんっ!!」




と、軽く反抗すると、




「本当に?」





と、また意地悪な笑みを浮かべて聞いてきた。




「もう!からかわないでよっ!」





そう言うと、





「はいはい。じゃぁ、今から真剣に。」





と言う言葉と共に空気が変わった。





―チャラッ





音がした方を見ると、優斗の手には、優斗が私に初めて会った時にくれたネックレスがあった。