息を乱す獣たちを神様が撫でれば、二匹とも何事もなかったように立ち上がりました。 “神様、どうかこの者に慈悲を。主をなくしてしまったこの者の願いを叶えてやってください” レラプスが頭を下げながらお願いをしました。 それを見た神様は頷きます。 「アクタイオンのもとに連れて行こう。メランボスよ、そうしてレラプスよ、そなたたちには誇りある地位を授けようではないか」