メランボス



“主を殺した贖罪として死ぬのなら大きな間違いだ。誰もそんなことは望んでいない。いないからこそ、そなたは今も生きている。

死にたがっているのはそなただけ。自己満足もいいことだ。誰が言った?自分が死ねば、主が報われると”


口を閉じるメラ。


何も言えずに、顔を伏せました。


誰も言っていない。

全ては自分が勝手に思い込んだことであり。


「キュー」
“それでも、僕は主のもとへ逝きたい”


選択し、メラが決めたことだった。