メランボス



翌日。

懲りずにやってきた狩人たち。

しかして今日は昨日と違う来訪者がいました。


大きな犬です。


名をレラプス。

神様に頼み、狩人たちが借りてきたおおいぬです。


メラはそれを見て、昨日と同じように立ち上がりました。


「キュー」


メラだよ、メラだよ。

そう言っても狩人たちには伝わりませんでしたが。


一匹、レラプスの耳がその儚い鳴き声を聞き取りました。