メランボス



ぶつぶつ話しながら、帰っていきました。


走り続けたメラはぐってりと倒れ込みます。


ぜえぜえもできない、ひゅーひゅーとした虫の息で空気を体に巡らせました。


明日には死ねるかもしれない。

嬉しかった。

主とまた狩りができるから。



そうしてメラは目を閉じました。