席に戻ったところで返信が返ってくる。
こんなにすぐに返信が来るのは珍しい。
【困るよ!もう真希ちゃんのバースデーパーティー準備進めちゃってるし・・・
何時間かだけでもいいから出て!】
しょうがない。【了解です】と返信を打って、シーに声をかける。
「ねーシー、イブはバイトがあるから途中参加でもいい?」
最初は「えー」と言っていたシーだけど、理解してくれたのか頷いてくれた。

授業が始まっても、話題はずっとクリスマスのこと。
一生懸命話しては先生に怒られるシーが面白くて、ずっと笑ってた。

あと少しで、全てがかき乱されるのを知らずに。