ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

「阿部さんはおいくつですか?」

お母さんが携帯を持って居間を出ると、お兄ちゃんが慎司さんに話し掛けた。

「29です」

「ああ、やっぱり僕より年上なんですね。僕はまだ26なんです。妹の彼氏が自分より年上って、何か変な感じだなあ」

「年寄りですみません」

「あ、いや、そんなつもりじゃ…。6つ違いなんて、全然問題ないですよ。なあ、望愛?」

「え、うん。気にしてなかった…」

「愛があれば年の差なんて、って言うもんな?」

お兄ちゃんは私の肩をボンポン叩いて可笑しそうに笑った。

お兄ちゃんって、こういう明るいキャラだったっけ…?

「お父さんはすぐ戻るそうよ。あら? 楽しそうに、何のお話?」

居間に戻ったお母さんは、私の肩を叩きながら笑うお兄ちゃんを見て目を細めた。