ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

「ん? どうした? 黙り込んじゃって…」

「ああ、ごめんなさい。昔の事を思い出そうとしたけど、思い出せなくて…」

「そうか、まあいいや。臨機応変で行こう」


まだ連休の二日目という事で、上り車線は空いていた。ドライブインで昼食を取り、ゆっくり休憩しながら走っても、日が暮れる前に実家のある町に着いてしまった。

「さすがにちょっと緊張して来たなあ」

「そう?」

「俺の事を受け入れてくれるだろうか…」

「それは大丈夫よ」

少なくても表面上はね。

「だといいけど…」

時々帰る私に対し、家族は腫れ物に触るような接し方をして来たように思う。

慎司さんに対しても、そんな接し方になるんじゃないかと思う。
ぎこちない、作り笑いを浮かべて…