ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

お袋からシツコク見合い話をされた時、俺に恋人がいればお袋に断れるのになと思った。同時におまえの顔がパッと浮かび、すぐ実行に移したんだ。

こっちに来て、姉貴に子供が出来たと聞いた俺は、何とも言えない気持ちになって戸惑った。

おまえは、俺がそれを気に入らないとか、怒ってるとか言ったが、そうじゃないんだ。

姉貴と俺は子供の頃から、いやおそらくは俺が生まれた時から、何かで結ばれていたんだと思う。まるで互いが互いの分身みたいなものだったのかもしれない。

姉貴に子供が出来たと知った時、それまで繋がっていたと思ってたものが、切れたと思った。
姉貴には、お腹の子と勉さんが繋がっているのが見えた気がした。

そして俺が孤独感に襲われていた時、思い浮かんだのが望愛、おまえの笑顔だったんだよ」