「確かに俺は、子供の頃から姉貴の事が好きだった。他の女には全く興味がなかった。
でも、俺が大学を出る頃、姉貴に恋人が出来たんだ」
「勉さんね?」
「ああ。俺は姉貴の裏切りだと思い、心が荒んだよ。姉貴の事を憎もうとしたけど出来なくて、姉貴の事を嫌いになれなくて、傍にいたら何をしでかすか分からなかったから、東京へ逃げたんだ。
東京へ行ってから、姉貴の事を忘れたくて、言い寄って来た何人かの女と付き合ってみたが、ダメだった。姉貴以外の女じゃ愛せないんだ。
その内、俺は諦めた。
姉貴の幸せを見守って、一生を過ごそうと思った。だから会社にこっちの支店への転勤を願い出たんだ。
ところが、おまえに出会って何かが変わった。姉貴以外の女で、おまえほど気になる女は初めてだった。
でも、俺が大学を出る頃、姉貴に恋人が出来たんだ」
「勉さんね?」
「ああ。俺は姉貴の裏切りだと思い、心が荒んだよ。姉貴の事を憎もうとしたけど出来なくて、姉貴の事を嫌いになれなくて、傍にいたら何をしでかすか分からなかったから、東京へ逃げたんだ。
東京へ行ってから、姉貴の事を忘れたくて、言い寄って来た何人かの女と付き合ってみたが、ダメだった。姉貴以外の女じゃ愛せないんだ。
その内、俺は諦めた。
姉貴の幸せを見守って、一生を過ごそうと思った。だから会社にこっちの支店への転勤を願い出たんだ。
ところが、おまえに出会って何かが変わった。姉貴以外の女で、おまえほど気になる女は初めてだった。



