ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

「俺は、そんなのは絶対に嫌だと思った。望愛は……俺のものだと思ったんだ」

「慎司さん…!」

「見るなよ」

「嫌。ちゃんと慎司さんの顔を見て話したいの。今の話、本当なの?」

「本当だよ。俺はおまえの事、好きみたいだ」

「嬉しい!」

私は思わず慎司さんに抱き着いていた。

「信じられない!」

「おいおい、今朝あんな事したんだから、とっくに気付いてたろ?」

「あんな事って…キス?」

「ああ」

「挨拶かなと思っちゃった」

「挨拶? 俺は日本人だぞ。そんな習慣はない」

「あるいは、はずみ?」

「ああ、それはあったかもな。おまえがあまりに可愛いかったから。キス以上の事をしそうで、慌ててシャワーで頭を冷やしたんだよ」