ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

「望愛…。望愛、起きられるか?」

私は慎司さんに肩を揺すられて目を開けた。いつの間にかソファで寝てしまったらしい。

「あ、慎司さん…」

「夕飯が出来たらしいから、下に行こう?」

「はーい」

立ち上がって歩き掛けたら、慎司さんが振り返った。

「あ、親父が帰ってるらしい。あと、姉貴の旦那も」

「え、そうなの? 私、おかしくない?」

「ん?」

慎司さんは私の頭に手をやり、髪の毛を撫でて整えてくれた。

「うん。いつもと変わらないよ」

「いつも通りのブサイクって事?」

「はあ? 冗談だろ? いつも通り、綺麗で可愛いよ」

「え? うそ?」

「い、行くぞ」

慎司さんはプイッと背中を向けて歩きだした。気のせいか、顔が赤かった気がする。

「ちょっと待ってよ。今のは冗談?」

私は慎司さんに追い付き、腕を取って慎司さんの顔を覗き込んだ。

「つい、口が滑った…」

慎司さんはやっばり赤い顔をしていた。

「慎司さんも素敵よ」

「え?」

「私も口が滑っちゃった」

「おまえな…」

「うふふ」

私達は腕を組んだまま1階へ降りた。