ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

「おまえは終わりにしたいのか?」

「それは…」

本心は、終わりにしたくない。でも、そうするしかないと思う。

覚悟を決めて、『終わりにしましょう?』と言おうと口を開き掛けたら、「俺はしたくない」という慎司さんの言葉が聞こえた気がした。

「え?」

今のは私の聞き違い?
本当は違う事を慎司さんは言ったのに、願望が私にそう聞かせたの?

でも、もし聞き違いでなかったとしたら…

「し、慎司さん。今何て言ったの?」

慎司さんの返事はなく、シーンと静まり返った中で、私の心臓だけがドクンドクンと音を刻んでいた。

「慎司さん?」

反応がない。

立ち上がって慎司さんの顔を覗き込むと、慎司さんは目を閉じ、規則正しい寝息を立てていた。

「もう…、どうしてそこで寝るかなあ」

私はベッドから毛布を剥がし、慎司さんに掛けてあげた。

「慎司さん、好きよ」

慎司さんの少し開いた唇に、私のそれをそっと合わせた…