ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

「分かった。お袋さんの好きにしてくれ」

『え?』

今度は私と明子さんがハモッた。

「どうしたの? 二人して…」

「随分と急な展開だから驚いちゃって…」

と、明子さんが言ったので、「私もです」と私も続けた。

「確かに急な話だけど、二人の気持ちは固まってるんだから、いいでしょ?」

私は慎司さんの横顔を見詰めた。でも、慎司さんは殆ど無表情で、何を考えてるのか読み取る事は出来なかった。

「いいでしょ、望愛さん?」

「あ、はい」

うわあ。私、思わず『はい』って言っちゃったよ。どうしよう…

慎司さんは怒ってるだろうと思い、恐る恐るその顔色を伺ったけど、相変わらず無表情のままだった。

明子さんに視線を移すと、明子さんも慎司さんを見詰めていた。その表情は穏やかで、微かに微笑んでいるように、私には見えた。